櫛形山について

東に標高日本一の富士山、西に標高第二の南アルプス北岳、両山に挟まれた櫛形山は、
甲府盆地の西端に位置し、和製の櫛(くし)を伏せたような形をしているのでその名前が
つきました。
南アルプス前衛の山らしく、甲府盆地から眺めても、北岳から見渡してもおおらかな
山容を見せてくれます。
櫛形山
標高は2,051.7mで南アルプス自然公園の中にあり、北から丸山-唐松岳-裸山-頂上(奥仙重)の山々を総称して「櫛形山」と呼ばれて
います。 多くの動植物が棲息し、頂稜部のカラマツやコメツガ、シラビソなどの原生林にはサルオガセが寄生し幽玄な雰囲気を醸し出しています。
ここ数年は、林道および登山道が整備され、中高年の登山ブームもあり、4月から11月に
かけて全国各地から数千人の人々がこ訪れています。

また、富士山、南アルプス連峰などの眺望も良く、秋から春にかけては丸山・櫛形山等の
各林道から撮影に多くのカメラマンが訪れています。

位置は、北緯35度35分0秒東経138度22分18秒
地質は、第三紀櫛形山累層からなり、2,500万年前に海底火山としてできました。
この地域は、フォッサマグナ地域(大地溝帯)に属し、その西縁は糸魚川-静岡構造線で
区画されています。

登山道には、

などがあります。

櫛形山は日本列島の中央部に位置するので、北方系の高山植物の南限と共に南方系の高山植物の北限でもあり、棲息する植物それに係わる動物の種類が多く動植物の宝庫ともいわれています。

登山コースが4つもあり、標高が2,000mを超えるのにもかかわらず、コースによっては頂上まで1時間の登山口まで車で行け、登ってすぐ高山植物(正確には亜高山植物)を見ることができます。咲いてる草花も月ごと週ごとに変わり、様々な草花が見られます。また、原生林平成峡県民の森(伊奈ケ湖)氷室神社穂見神社等すばらしい自然や名所がたくさんあります。
櫛形山は、たいへん魅力的なすばらしい山です。

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