南尾根登山道

特徴

標高1,900mより上は5月頃まであまり花が咲いていないが、このコースでは、たくさんの春の花が楽しめる。
1時間ほど登ったところに、トイレ、水場つきで中もきれいなほこら小屋があり、往復ともゆっくり休息できる。

交通アクセス

マイカーかタクシー氷室神社脇の丸山林道を3.5kmほど登ると、櫛形山林道との分岐点となるので、右折して2.5kmほど行けば右側に、儀丹の滝のビューポイントがある。
さらに1kmほど直進すれば、左側に南尾根登山道の標識があり、ここが中継点となる。車が3、4台止められる駐車場がある。

登山道

minamione

①南尾根登山道の櫛形山林道中継点から登りはじめる。
ジグザグとした道で、傾斜は中高年者、初心者にとっては、急坂に感じるかもしれない。

しかし、春はニリンソウ、タチツボスミレ、ラショウモンカズラ、シロバナノヘビイチゴ、イカリソウ、オオカメノキなど、夏はフタリシズカ、レンゲショウマセンジュガンピなど、秋はキオン、フシグロセンノウ、ヤマトリカブトなど、いろいろな花が咲き、心を和ませてくれる。

②直線の急な坂を登り切り、道路をふさいで横たわっている木を迂回して通れば、10分足らずでほこら小屋に着く。
ここで中尾根登山道と合流する。小屋は、2000年に富士川町(旧増穂町)で再建した。
中は地元のボランティアにより掃除もゆきとどいており、ゆっくり休息でき、裏に水場もあり、宿泊も可能である。
ほこら小屋から少し登ると森閑としたした静けさ、幻想的な雰囲気の樹林地帯に入る。樹下にマイヅルソウやコミヤマカタバミなどが群生している。ここを通り抜けると山頂への分岐点の標識がある。
山頂へ向かう場合はここを左折する。さらに5分ほど直進すると池の茶屋登山道と合流する。
④池の茶屋登山道と合流点付近の平らな場所は、バラボタン平と呼ばれる。7月上旬頃タカネバラ(別称バラボタン)が咲いていた。8月にはマルバダケブキのみごとな大群落が見られる。
そこから原生林を通り抜け裸山の麓まで20分ほどである。裸山の山頂までは、3・4分程で登れる。
ほこら小屋から少し登ると森閑としたした静けさ、幻想的な雰囲気の樹林地帯に入る。樹下にマイヅルソウやコミヤマカタバミなどが群生している。ここを通り抜けると山頂への分岐点の標識がある。
山頂へ向かう場合はここを左折する。さらに5分ほど直進すると池の茶屋登山道と合流する。
裸山(標高2,003m)からカラマツなどの針葉樹の林や、ダケカンバ、ミズナラなどの森を通り、やや緩やかな下りの道を20分ほど行くとアヤメ平(標高1,900m)に出る。
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