宝亀元年(770年)の創立で、開基は儀丹上人といわれている。古くは真言宗鷹尾寺と称し、武田家、徳川家の信仰厚く、代々徳川家より御朱印を賜り天下太平、国家安寧、万民幸福を祈願したと伝えられる。
明治維新を迎え、神仏分離令により鷹尾寺から仏教関係を取り除き氷室神社となった。
階段は、757段ある。この神社一帯に生育するスギ林は、適潤な水分の供給を受け、神域であるため保護もされ1200本といわれる美林を形成している。 植物生態学上からも価値があり自然記念物に指定されている。また、神社の裏にある大杉は、神社の御神木として1200年前から存在するとされている。目通り幹囲8.4m、地上4mの所に幹囲2.4mの枝を出し、翼長は東へ12m、西へ9m、北へ7m、南へ10mであり、樹高は40mある。 |