2024年6月号

2024年06月01日

みなさん こんにちは

6月になりました。山に行くにはいい季節になりましたね。

1.山の様子
 5月10日には池の茶屋に通じる丸山林道や丸山支線も冬季閉鎖が解除になり、どこからでも登れるようになりました。先週の土曜日 池の茶屋口の駐車場が満車で止めるところがないほどだったようです。まだアヤメは咲いていませんがこんなに来ていただけるなんて嬉しいですね。
冬に葉を落としていたカラマツが緑の葉をつけ、殺風景だった山も生気にあふれています。裸山では早くも5月はじめにはアヤメが芽生え、5月26日に点検に行った際はもう花芽がついてきていました。いよいよです。絶景の富士山や白根三山の雪もほとんどなくなり、南アルプス展望所や裸山から見える南アルプスの絶景もずいぶんと変わってきました。これから梅雨がきて雨がちになりますがしっとりとして静かで荘厳な山をのんびり歩くのもまた楽しいと思います。

2.花の様子
 5月になって春の花が一気に咲き出しました。ミヤマエンレイソウ、ツバメオモト、サクラスミレ、そしてアヤメ平で絨毯のように咲くマイズルソウも。他にもいくつかの希少な花たちも。
26日は木の花も含めて31種類も咲いていました。すべてネット柵をつくったことにより蘇ってきた花たちです。桜峠では一昨年にはじめて蘇ったアヤメが数え切れないくらい芽をだしていました。自然の力の凄さを感じます。これからいよいよ櫛形山の花のシーズンが開幕します。
アヤメの最盛期に訪れるのもいいですが刻々と変わっていく花の様子を何度も登って見るのも楽しいですよ。

3.櫛形山の豆知識
 昨年お話した櫛形山の昔の面白い地名ですがやっとまとめられている本を見つけました。
「櫛形山ネイチャーガイド」という本で2011年櫛形山ネットワークがはじめての日本山岳遺産に選ばれた際にその基金で発行されたものです。
https://sangakuisan.yamakei.co.jp/2010-kushigatayama.html
そこから転載させていただきました。陣賀の夕日、杣の夕日などさぞかし夕日が綺麗だったのではと思われる地名がついてます。他にも岩にも名前がついていたのですね。ぜひ復活させたいものです。この地図を手に歩いてみます。

では山でお会いしましょう。

櫛形山を愛する会

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