‘櫛形山最新情報’ 記事一覧

講演会『希少な野生植物の保護について』

2022-06-20

南アルプス市主催の表題の講演会が6月19日に八田ふれあい情報館「カナリアホール」で開催されました。

講師の武田の杜所長をつとめる村山力氏より、参加者約40名に山梨の希少生物に関する講演がおこわれました。

山梨は富士山世界遺産・南アルプスユネスコエコパーク・甲武信ユネスコエコパークと三つの世界ブランドに囲まれた自然豊かな地域であるが生態系の危機も進行しており、平成29年に山梨県のレッドデーターブックも更新されています。

生態系危機の原因としては、①人間活動や開発によるもの。②自然に対する働きかけの縮小。③人間によりもちこまれたもの。④外来種の繁殖。等があり、山梨の場合は盗掘や鹿の食害が深刻である。

鹿の食害については適正生息数4,700頭に対し現象傾向であるもの2020年は約34,000頭と大幅に上回ており、現状では鹿除け柵の設置で対応が行われている。例として櫛形山では2010年にはほぼ絶滅状態であった花々が、鹿除け柵の設置により2017年には復活し、それに伴い指定希少野生動植物のコヒョウモンモンモドキも確認できた。

盗掘ではキタダケソウやアツモリソウなどが危機の瀕しており、昭和60年に山梨県高山植物保護条例が施行されたが県外でに流通にもメスを入れられる全国でも対応できる法整備が必要である。

希少動植物の保護にたいしては、地道は活動の継続が必要えあるとのまとめがありました。

(記 榎本教良)

講演会の様子

希少動植物リスト

鹿生息数推移、櫛形山の事例

 

 

 

 

丸山登山道と平成峡を歩く

2022-06-20

6月19日に参加者7名により、櫛形山の防鹿柵ネット点検を行いました。今回は丸山登山道を唐松岳経由でアヤメ平へ向かいます。天候にも恵まれ、森林浴と景色を楽しみながら足を進めました。

アヤメ平では、木道沿いのロープが途切れた箇所に応急的にロープを張る作業を行いました。そのあとネット点検をおこない、裸山のネット点検に向かいます。

裸山では、山頂付近にアヤメが咲き始めていました。今年は例年並みに7月上旬が見頃と思われます。帰りは北尾根経由で平成峡登山道を下りました。平成峡は途中倒木が多く安全に歩くには適さない状況でした。

丸山登山道では、ヒトリシズカ、クサタチバナ、ミツバウツギ、マタタビなどの花が、アヤメ平では、ササバギンラン、アオチドリが、裸山ではグンナイフウロが、帰りの北尾根ではヤマツツジの花が楽しませてくれました。

これから櫛形山は花の季節を迎えます。花に親しみ保全活動も体験できる当会の活動にあなたも参加してみませんか。

(記 水間)

裸山のアヤメ

キバナヤマオダマキ

クサタチバナの群生

グンナイフウロ

アヤメ平のササバギンラン

マイヅルソウの群生(アヤメ平)

木道に応急ロープを張る(アヤメ平)

丸山登山道から雲海を望む

参加者の集合写真

平成峡の滝

春の花を訪ねる登山会

2022-06-06

6月5日に会員10名の参加により春の花を訪ねる登山会が開催されました。池の茶屋駐車場からトレッキングルートを経由しアヤメ平へ向かいます。登山道沿いには、タチツボスミレやシロバナノヘビイチゴが、途中からはイワセントウソウなどが我々を導いてくれます。裸山のコルを過ぎてからは、ミヤマスミレやクリンユキフデなどの花が楽しませてくれました。アヤメ平は早くもマイヅルソウの絨毯となっていました。

アヤメ平でネット柵の点検をしたのち、裸山のネット柵の点検に向かいます。裸山では昨年整備した処にアヤメの葉が沢山出ており、思わず喜びの声があがりました。帰路、桜峠の昨年ネット柵を敷設した場所に早くもミヤマハタザオやオオヤマフスマの花が咲いており、復活の速さに驚きました。

雨予報のせいか、登山客はほとんど見られませんでしたが、午前中は晴れ、午後も曇り空の中、たくさんの作業をこなしながらたくさんの花を観賞する1日となりました。

(記 水間)

参加者の集合写真

展望台

アオバヒョウタンボク

エゾノタチツボスレミ

ヒメムヨウラン

マイヅルソウ

ユモトマムシグサ

レンプクソウ

櫛形山ネット柵点検作業

2022-05-23

5月22日に会員11名と南アルプス市役所の方2名により、櫛形山のネット柵点検を行いました。あいにくの曇り空で景色を楽しむことはできませんでしたが、今年も多くの花の開花を確認することができました。

池の茶屋の駐車場は、県外からの車でいっぱいです。桜峠には山名板や富士見のベンチが新設されていました。先に裸山のネット柵を点検し、アヤメ平へ向かいました。帰路、池の茶屋のネット柵の上に鹿除けテープを巻き付ける作業を行いました。

裸山ではシロバナノヘビイチゴが、アヤメ平ではツバメオモトやミヤマエンレイソウが、池の茶屋ではタチツボスミレが、桜峠ではコミヤマカタバミが、それぞれ群生して楽しませてくれました。

(記 水間)

ツバメオモト

桜峠の山名板

池の茶屋の鹿除けテープ

 

 

クリンユキフデ

サクラスミレ

シロバナノヘビイチゴ

タカネザクラ

タチツボスミレ

ツルキンバイ

参加者の集合写真

池の茶屋周辺の防鹿柵の補修作業を実施

2022-05-18

5月18日に会員9名の参加と富士川町役場2名の方により、池の茶屋周辺の防鹿柵の補修作業を行いました。丸山林道から池の茶屋林道はすでに通行可能ですが、途中林道の補修工事等があり十分気を付けて通行する必要があります。

本日の作業としては、防鹿ネットが経年劣化等で下がってきており、鹿がネット上を飛び越えて侵入できる状態のため、対策としてネットを支えるポールに追加の棒を添え、上部にロープを張ることで鹿の飛び越えを防ごうというものです。

最初は足場も悪く時間がかかりましたが、途中からは要領を得て作業できました。途中ロープが足りなくなったので今日の作業は終了です。早めの昼食を取り、集合場所の役場へ戻りました。

池の茶屋周辺には、ミヤマエンレイソウ、ホソバノアマナ、イワセントウソウ、コミヤマカタバミ、タチツボスミレなどの花が見られ、ツバメオモトはまだつぼみでした。

(記 水間)

参加者の集合写真

作業風景

ミヤマスミレ

ミヤマエンレイソウ

ホソバノアマナ

イワセントウソウ

早春の花を訪ねる登山会

2022-05-02

5月1日曇天の中、櫛形山のネット点検を会のメンバー11名と南アルプス市役所のユネスコエコパーク担当の方2名により実施しました。見晴らし平まで車で移動し、北尾根登山口からアヤメ平へ向かいました。

アヤメ平では、前回処理できなかった倒木を業者へ依頼するための確認と、前回ネット柵内で発見したカモシカを追い出す作業を行いました。先にネット柵点検を行った後、ネット柵内を横一列になり縦断しましたが、カモシカの姿はありませんでした。倒木でネットが倒れている部分があったので、そこから出て行ったと思われます。

一同ほっとして昼食をとったのち、新たにネット柵を設ける位置を市役所の方と確認し、資材の在庫確認をおこない、見晴らし平へ下りました。

雨が強くなってきましたが、中尾根登山口のカタクリを見に移動し、今年は少し遅れているカタクリやカタバミを確認してから櫛形山をあとにしました。下山後もチゴユリが咲いているという場所へ寄り道したりして、集合場所の富士川町役場前へ15時過ぎに到着しました。

寒く雨が降っているにもかかわらず、山野草を愛する会員の思いを感じる一日となりました。

(記 水間)

倒木を処理

参加者の集合写真

ミヤマスミレ

フデリンドウ

ヒトリシズカ

ニリンソウ

コミヤマカタバミ

オオカメノキ

エイザンスミレ

チゴユリ

「南アルプス市議会だより」に当会の活動が掲載されました

2022-04-25

当会が「おもてなしの山梨県知事表彰」を受賞したことについて、南アルプス市議会の飯野議長へ報告した時の様子が「南アルプス市議会だより」に掲載されました。

(記 水間)

櫛形山防鹿ネット柵点検作業

2022-04-18

4月17日、今年最初の櫛形山ネット点検作業を参加者12名で実施しました。丸山・池の茶屋林道の道路状況がまだわからないため、櫛形山林道を見晴らし平に向かい北尾根登山道からアヤメ平へ向かいました。林道はまだ閉鎖中なので特別に許可をもらっての走行です。

曇り空の下、気温は10度前後と高く登山道沿いには落ち葉の間からヒナスミレ、ヒゲネワチガイソウ、ナガバノスミレサイシン等の花が咲き始めていました。

アヤメ平に到着後、二手に分かれ裸山とアヤメ平のネット点検を実施しました。アヤメ平ではネットのスカート部分のペグが一部浮いており、ロープが噛み切られていました。また、ダケカンバ等の倒木が7本ほど確認され、ネットやポールが破損していました。昼食後ネットにかかった枝を切り落とし、ネットの修復作業を行いました。さらにネット内に侵入しているカモシカを一頭発見しました。

午後の倒木処理頃から急激に気温が下がり雨も降ってきました。帰りも北尾根を下り見晴らし平で集合写真を撮り、集合場所の富士川町役場駐車場へ戻りました。

(記 水間)

終了の挨拶

参加者の集合写真

倒木

倒木処理

 

ヤマエンゴサク

ヒナスミレ

ヒゲネワチガイソウ

ナガバノスミレサイシン

南アルプス市倫理法人会で講演を行いました

2022-03-18

3月10日「木の国サイト情報館」において、「南アルプス市倫理法人会の経営者モーニングセミナー」に当会事務局の依田善清様が講師として招かれ、「櫛形山を愛する会のこれまでの活動と喫緊の課題」について講演されました。

内容としては、当会の設立から「おもてなしのやまなし知事表彰」に至るまでの約25年間に及ぶ会の活動を、プロジェクターを活用するなどして説明報告されました。

質疑応答の時間には、
・櫛形山を毎日眺めているが、こんなに素晴らしい郷土の山だとは思わなかった。
・櫛形山を愛する会の会員が、長い間シカ除けネット柵の設置作業や点検作業によって沢山の草花が蘇っていることに感動しました。
・これからも末永く、櫛形山を会員の皆さんで守って行ってほしい
等々の感想をいただきました。

南アルプス市倫理法人会は、南アルプス市内の主な企業経営者や南アルプス市の発展を願う者の集まりということで、定期的にゲストを招いて情報交換会を開催されているということです。なお、写真は倫理法人会の斉藤雄二様から提供していただきました。

(記 水間)

「富士川町政功労者表彰」受賞

2022-03-09

3月8日、令和3年度町政功労者表彰式が役場会議室で行われました。
町政功労者表彰は、長年町政発展に尽力され顕著な功績があった人(団体)や町づくりの推進に寄与された人(団体)を表彰するもので、今年度は8名、4団体が表彰されました。

櫛形山を愛する会は次のような理由で表彰を受けました。
平成8年に設立以来、長年にわたり、櫛形山を中心に高山植物の保護活動や登山ガイドなどの活動を続けている。鹿の食害で激減したアヤメ復活のため、鹿除けネット柵の設置や点検、修繕といった維持管理作業など、貴重な高山植物の保護活動を続けた結果、数多くの高山植物が蘇り、登山者が花々と眺望を楽しめるようになった。櫛形山を訪れる方々に多くの感動を与え、山岳観光の振興並びに魅力あるまちづくりの推進に寄与した功績は顕著である。

本年度は、平成8年発足から四半世紀わたる活動が認められ様々な賞を受賞しました。会員の皆様が心を一つにして地道な活動を続けてきた成果だと思います。4月からもどうぞよろしくお願いいたします。
新規会員を歓迎いたします。興味のある方は奮ってご参加ください。

(記 大森)

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