南アルプスユネスコエコパーク講座

2016年02月07日

南アルプスユネスコエコパーク講座が開かれました。
日時:2016年2月7日(日)午後1時30分~4時30分
会場:南アルプス市地域防災交流センター多目的ホール
依田義清さんの櫛形山を愛する会の活動報告があるので、10人近くの会員が参加しました。内容は、次のとおりでした。
1.調査報告
① 巨摩高校生物地学部より、櫛形山に新たに開設された池の茶屋駐車場から北岳展望台までの「櫛形山トレッキングコースのモニタリング調査」の結果および「山梨県内のゲンジボタルの分子系統学的解析」についての考察が報告されました。
➁ 白根高校自然科学部より、「櫛形山におけるスルガヒョウタンボクのモニタリング調査報告」がなされました。
若い高校生の報告は、多くの賞賛と激励を受けました。
2.活動報告
① 時田恵さんより「自然観察指導員による自然観察会の様子」について、指導員の学習会や、観察指導についての報告がありました。
➁ 依田義清さんより「櫛形山を愛する会による保護、保全活動の様子」が報告されました。林道への案内標識の設置、登山道の補修作業、「花かおる櫛形山」「櫛形山ネイチャーブック」の発刊、櫛形山シカ除けネット作業の設置と点検、補修、ネット柵設置により蘇った草花、櫛形山を愛する会のホームページ等がプレゼンテーションソフトにより紹介され、最後に会員の高齢化という問題点も述べれました。
たいへんわかりやすくていねいな説明だったと思います。
3.基調講演
静岡大学理学部特任教授、南アルプスユネスコエコパーク登録検討委員会委員長 増渕武弘氏より、「南アルプスユネスコパークはこうして登録された!~国際会議の舞台裏~」という講演がされました。講演の中で、櫛形山を愛する会の活動についての賞賛を受けました。
写真は、高校生の調査報告、時田氏の活動報告、報告する依田義清さん、会員の作業(2枚)、増澤氏の講演、会場の様子DSC01053O DSC01057○ DSC01064○ DSC01065○ DSC01072○ DSC01077○ DSC01079○

コメント1件

  • 榎本教良 | 2016.02.08 13:26

    巨摩高校及び白根高校の学生さんから櫛形山自然環境の報告がありましたが、自然環境の推移は定期的かつ定量的な調査が必要となります。
    鹿除けネットの効果確認も含め、櫛形山に関心を持つ組織で役割分担し、息の永い調査活動を行ったら如何でしょうか。

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