2025年7月号

2025年07月01日

みなさん こんにちは。

梅雨になったかと思ったらすぐに猛暑になりました。
私の住んでいる韮崎は昼間は30度超えですが、日が沈んでからは気温が一気に
下がり、夜半からは窓をしめて薄い布団をはおらないと寒いくらいで助かってます。
昼間はやはり高い山ですね。

1.山の様子
6月にはいってアヤメが咲き始め一気に開花が進んでいます。
開花状況を正確にお伝えしようと7/5の点検日までこの通信をおくらせました。
それぞれのアヤメの開花状況をお伝えします。
桜峠
2019年7月に保護柵を設置しはじめ5シーズン目。3シーズン目1輪アヤメが咲き、それから数も範囲も広がっています。今年はついに上の富士山ベンチのまわりまで広がりました。残念ながら昨年見かけた白いアヤメは見かけませんでした。でも自然の底力 ほんとうにすごいです。
登山口からずっとアヤメが楽しめるようになるといいです。
アヤメ平
鹿の食害を受けて最後まで残った数株のアヤメがあったのが避難小屋というか広場の横の前に歌碑があった場所です。今年は昨年よりは多めに咲いていました。
全体ではポツポツですが遅く咲き出したせいもあって花は綺麗です。山梨の郡内地方の名のついたグンナイフウロのほうが目立ってます。
裸山
昔からここが一番多く咲いていたとか。最初に咲き出した南東斜面へ終盤、それ以外の斜面や平野部で多く咲いています。今が最盛期です。今年は花のない葉が多く出ているのが特徴で増えてきていると嬉しくなりました。
アヤメを見に多くの登山者が来られていてびっくりしました。この山の良さが広まっているようで嬉しいです。

アヤメが終わればいよいよ夏の花のシーズン到来です。
すでにキバナノヤマオダマキ、グンナイフウロ、アカギキンポウゲはいっぱい咲いていて、新花の百名山で紹介されたテガタチドリやセンジュガンピも咲き出しました。ほかにもエゾカワラナデシコ、キリンソウ、トモエソウ、クガイソウ、そしてシモツケソウも。一面が青色やピンク色に染まるのが楽しみです。

2.点検の楽しみ
保護柵をぐるっとまわって倒木や破れなどないか点検しています。そこでの私の楽しみは思っても見なかった花や葉を見かけることです。こんな花前あったっけとか、この葉っぱ知らないなどと考えながら歩いてます。毎年のように見つかるのが櫛形山のすごさでもあります。
最近は原生林の保護柵に囲われて復活してきた絶滅危惧種を目にしてとてもびっくりしました。もしかしたらもう消えたといわれる花もいつかでてくるかもと点検に気合がはいります。

3.マメ知識
桜峠の風景
桜峠の名前はシモツケソウのピンク色で桜色に染まっていた所から名づけられたそうです。いい時の記録はないのですがひどい時の動画が見つかりました。
2017/8/3 地元テレビの登山動画です。14分から19分に大きなダケカンバのあたりまでを見てください。特に足元を。そして今年来られて比べるとすっごく驚くと思います。

点検日は7/21、8/2です。花が一番いい時期です。
参加してみませんか? お気軽にお声をおかけください。

では櫛形山でお会いしましょう

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