2023年11月号

2023年11月01日

みなさん  こんにちは。

昼間はあったかいのですが朝晩めっきり冷え込み、我が家では朝5℃を下回る日もでてきました。この寒暖差で紅葉が進み、1000mすぎの山あいで紅葉が綺麗です。山梨では熊の出没の話や身近な山での遭難の話があり、自分でもどう対処していくか考えています。

1、櫛形山の山や花の様子
いま櫛形山のみどころは、
◯紅葉が綺麗な伊奈ヶ湖周辺
◯山のあちこちから見える冠雪した富士山や南アルプスの山々です。
山の尾根はカラマツが葉を落としずいぶんと見晴らしが良くなりました。その中で緑の苔類やサルオガセがよく目立ちようになり、櫛形山らしい荘厳な雰囲気を醸し出しています。特に原生林に日が差し込む光景がいいですよ。
11月の25日頃には林道の冬季閉鎖が実施されますので手軽に登られる池の茶屋口や見晴台からの登山はあと少しの期間となりました。ぜひ一度お越しください。

2、会の活動
10月に桜峠の保護柵の延長を行い、奥仙重にあと一歩のところまできました。山頂まわりの原生林の保護も行う要諦です。ずっと尾根を塞いでしまうのでこれまでの柵と新しい柵の間に通り道をつくりました。少し扉が多くなりましたが目的を御理解の上 ご協力をお願いします。
また25日には南アルプス市主催の裸山の草刈りに参加しました。アヤメの復活のために2005年に設置されたアヤメ保全保全対策調査検討会が行っている活動で当会から2名参加し指定された区域を刈払い機で刈高15cmに整備しました。
今年の活動も残り3回

3、マメ知識
今月は紅葉がきれいな南伊奈ヶ湖のお話です。
この湖は旧野々瀬村が8年の歳月と400万円の工費をかけて1950年に完成した灌漑用の用水池です。その後、展望台や1952年涼風荘や1963年伊奈ヶ湖子どもの家などの宿泊施設ができて櫛形山観光の中心となりました。
1966年に山梨県立南アルプス巨摩自然公園に指定され、1968年には伊奈ヶ湖周辺一帯が「県民の森」に指定されました。「県民の森」として整備が進められる中で湖の周囲の紅葉も植林されたと植林に携わったという当会メンバーよりお聞きしました。いろんな思惑が交錯しながら今の伊奈ヶ湖があるのかも。最近、伊奈ヶ湖の駐車場が一気に広くなったのを見て、また新しい思惑があるんだなぁと感じています。人に歴史あり、湖にも歴史ありですね。

では山でお会いしましょう。

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