一泊登山会で苗場山へ行ってきました(後編)
2日目の朝、日の出を見ようと4時半頃外へ出ると、雲の切れ間から半月と星がキラキラと綺麗に見えています。
東の空にはオレンジの朝焼け!
ワクワクしながら待ちましたが、雲が厚くだんだん上がって来て残念ながら日の出を見ることはできませんでした。
小屋へ戻り、美味しい朝食をたっぷりいただき、出発前に小屋のスタッフさんに写真を撮っていただきました。
苗場山頂ヒュッテは、素敵なスタッフさんの居る、また来たいと思える、とても雰囲気の良い山小屋でした。
6時45分下山開始!
雲上の楽園と言われる、素晴らしい池塘の湿原とお別れです。
しばらく歩くと、石と岩がゴロゴロした急な下りが始まります。
八ヶ岳のような火山特有の登山道です。
前日の雨で岩が濡れているので、滑らないように、皆で声をかけながら、ゆっくり慎重に下ります。
途中で見えた雲海と素晴らしい景色に感動し癒されます。
雲がどんどん動いて素晴らしい山々と前日の雨のおかげで雲海も見えました。
ウツボグサ、ウスユキソウ、ミヤマコゴメグサ、キオン、トモエソウ、ハクサンフウロ、アカモノの実、アキノキリンソウなど…2日目もたくさんの花に出会えることができました。
一旦、下りが終わり一休みして神楽ヶ峰への登りが始まります。
神楽ヶ峰は、苗場山を御神体に見立てて神楽を舞ったという説があります。
その後も、トリカブト、ハナイカリ、オヤマリンドウなどの花に出会えました。
花に会うたび元気になります。
下山道は、ほぼ岩がゴロゴロした道でした。
脚を疲れが襲いますが、時折現れる木道にホッとします。
下山開始から約6時間、かぐらスキー場のリフト乗り場にある和田小屋が見えて来ました。
「着いたー」と思わず叫んでしまいました。
ここからは、舗装道路をくだり、13時過ぎ祓川登山口に到着!
全会員が無事に笑顔で下山できたことを何より嬉しく思いました。
締めくくりは、道の駅みつまたで温泉に入り汗を流し、各々お土産購入や食事をして19時半頃に富士川町へ着きました。
役員、幹事の皆さんのご尽力、会員の皆さんのご協力で今年も素晴らしい一泊登山会になりました。
会の皆さんの温かいお気持ち優しさに、感謝しております。
また、櫛形山にもたくさんの方が訪れてくれますように今後も活動したいと思います。
担当 三井