第9回ネット柵点検を実施しました
2025年08月17日
本日8月17日(日)、会員12名のご参加をいただき、櫛形山点検登山を実施してまいりました。
池の茶屋駐車場に到着し車を降りると、涼しい空気に包まれました。
猛暑の下界とは異なり、山頂付近の気温は18度台。登山道では多くの登山客とすれ違い、山中は実に清々しい空気に満ちていました。
2週間前の点検登山とはすっかり景色が変わり、桜峠をピンク色に染めていたシモツケソウの花は終わり、代わって可憐なソバナの花が数多く咲いていました。
また、裸山周辺ではマツムシソウの群生が咲き始めており、秋の気配を感じずにはいられません。

さらに原生林の中を歩いていると、思いがけず霧が立ち込めてきました。
霧の中に浮かぶ巨木の間を進むと、不思議な世界へ迷い込んだような感覚に包まれました。
原生林保護のため設置されたネットの内側では、順調に草花が戻ってきています。
あと数年もすれば、より多くの草花がよみがえり、今とは異なる風景が広がることでしょう。
今からその日が楽しみです。

しかし一方で、課題も発生しています。
保護柵の外にあるナナカマドやドウダンツツジ、桜などの落葉樹が、シカの食害にあっているのです。
本日は簡易的ではありますが、まだ被害を受けていない落葉樹の苗木に鹿除けネットを施してまいりました。
今後どの程度の効果があるのかを観察しつつ、次の対策を考えていきたいと思います。
担当(深澤)
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