2025年9月号
みなさん こんにちは
相変わらずの猛暑ですね。いかがお過ごしですか?
私のまわりでは早くも稲刈りがはじまりました。新米を食べたいですがお値段が気になります。
1.山の様子
夏の花が終わり、マツムシソウやタムラソウなどの秋の花にすっかり変わってきました。中でも裸山麓部のマツムシソウの群生は圧巻でこんな大群生はじめてみたとヤマレコの山行記録に書かれていました。山の上は日陰も多くて涼しいですよ。
ところが大きな事件が次々に起こっています。7月になってから裸山〜アヤメ平周辺の広葉樹に樹皮の鹿の食害が目立つようになりました。毎年樹皮の食害は冬の間の出来事だったのですが今年は夏になってどんどん増えてきたのです。
前回書いたように8/2に裸山の柵内に鹿が侵入、そして8/28にはアオバヒョウタンボクの柵内にニホンカモシカが侵入しました。これらを総合して考えると山の上のほうでは食べるものがなくなってきているのではと考えました。猛暑がかなり影響してそうです。
まだ増えそうということで8月の末には登山道沿いの広葉樹(カエデ、ヤマザクラ、ダケカンバ)の幹にサラサドウダンの保護につかったネットをテスト的に取り付けてみました。今後の食害や保護柵へのアタックが心配です。
2.点検について
9月以降は点検に加えて山の整備が加わり忙しくなります。
まず10月後半には桜峠の柵がいよいよ奥仙重までつなげます。かなりネットは伸ばしてきていますが急斜面の場所が多くて注意が必要です。また新しくバラボタン平から裸山に向かう原生林に保護柵がつくられます。こちらは業者さんの施工ですが来年度以降は当会で点検をしないといけないので下見して点検方法を考えていきます。
また保護柵内の整備もはじまります。裸山の草刈り、アヤメ平や桜峠柵内の幼木や枯れ枝の除去など盛り沢山です。年々増えていく作業量をどう雪が降るまでにやり終えていくのか頭を悩ませています。当会だけでなく大勢に呼びかけて実施できるといいのですが。
3.櫛形山の巨木について
近隣の図書館に寄贈されている「巨木学」@宮誠而さんや同じ作者の「日本一の巨木図鑑」に櫛形山のカラマツやダケカンバが日本一と紹介されています。
そんな中 ついに「櫛形山の巨樹を見に行こう」というツアーが開催されました。
樹医さんもこられて解説された本格的なものだったそうです。
参加された方がYAMAPに様子を投稿されていたのでぜひご覧ください。
https://yamap.com/activities/42552063
いろんな楽しさがあることが広がってファンが増えると嬉しいです。
9月は6日土曜日、21日日曜日に活動しています。よかったらぜひお力をお貸しください。
ではまた 山でお会いしましょう







