一泊登山会で志賀高原にいってきました。

2023年08月02日

会では毎年会員の慰労と親睦を兼ねて一泊登山会を行っています。今年は先月の30、31日で志賀高原に16名でいってきました。
初日は6時に集合しバスで志賀高原に向かいました。10時前に現地に到着し、さっそく全員で焼額山(やけびたいやま)に登りはじめました。途中のスキー場の夏の花を楽しみながら登ること約2時間で山頂に到着しました。山頂には稚児池という高層湿原がありモウセンゴケ、ツルコケモモなど珍しい花が咲いていました。
それから日陰でランチをとり、反対側のスキー場を降りていきました。たくさんのアサギマダラが飛んでいてしばらく見入ってしまいました。下山後は山の駅で休憩し、「癒やしの宿 幸の湯」さんへ向かいました。宿の周辺でまだゲンジボタルが楽しめると聞いて夕食後はさっそく神秘的な光の競演を見に行きました。ホタルを見るのはほんとうに久しぶりで、よく見にでかけていた子供の頃を思い出しました。

焼額山山頂(稚児池)での集合写真

いっぱい飛んでいたアサギマダラ

モウセンゴケとツルコケモモの花

二日目は池めぐりコースの班と岩菅山〜東館山を登山する班に分かれて楽しみました。
池めぐりコースは朝食後前山湿原までリフトであがり渋池からめぐりはじめました。亜高山帯の森と青い沼を見ながら気持ちよく歩くことができました。コオニユリやゴゼンタチバナなどたくさんの花を立ち止まってみんなでゆっくり観察できました。昼食時には近くにいたインストラクターの先生から志賀高原の森や自然について興味深いお話をお聞きすることもできました。自然を守るために努力されている姿に共感し、思いがけず愛する会の活動の大切さを再認識する機会となりました。

登山班は6時半すぎから聖平から登りはじめました。気持ちいい水路沿いの道を歩き、登りの樹林帯ではコイチヨウランやアリドオシランなどの希少な花と出会い、のっきりからの急なザレ場の登りでは咲き誇っている高山植物に元気づけられました。山頂はあいにく雲に囲まれていましたがかえって暑くなくのんびり朝食兼ランチをとることができました。
大変だったのはそこからの東館山までの急なアップダウンが繰り返される道でした。ときおり晴れると一気に暑くなり汗がとまりません。休み休み歩いてやっと寺子屋山に到着しました。そこからはここまで歩いてきたご褒美が待っていました。スキー場に咲くニッコウキスゲにヤナギランの群生はとても綺麗でした。そしてつぎに訪れた高山植物園では志賀高原に咲くいろいろな花が集められており、そこで山の途中では出会えなかった花にいっぱい出会うことができてとても楽しい時間となりました。
最後は一気にスキー場をかけおりて池めぐり班と合流し帰路につきました。

岩菅山山頂にて


ウメバチソウ

思ったより暑い中、だれひとり怪我なく事故なく楽しく歩けていい催しになりました。
我々が志賀高原にいって自然や花に触れ楽しい思いができたように、櫛形山にこられる方にも同じように楽しい思いをしていただけるようにこれからもがんばっていきたいと思います。

 

 

Copyright(c) 2015 KUSHIGATAYAMA wo aisuru kai All Rights Reserved.