春の花を訪ねる登山会兼ネット柵点検実施
6月8日土曜日、会員12名でネット柵の点検に行ってきました。
雲一つない青空、さわやかな風がそよぐ、絶好の登山日和でした。
今回は新人2名が参加、最初に自己紹介をしてから登り始めました。
桜峠までの道々には前回にも増してシロバナヘビイチゴが可憐な白い花を咲かせていました。
最初のベンチで一休み、富士山が白い頭を出して出迎えてくれました。
清々しい空気の中を気持ちよく登りました。
アヤメ、シモツケソウ、オダマキなどの芽が伸びてきています。
今年もお花畑が楽しめそうです。
峠の南アルプス展望所からは南アルプスの山々一望でき、素晴らしい眺めでした。
作業前のミーティング
奥仙重に向けて延長しているネット柵内ではマイヅルソウが一面に純白の花を付け絨毯を敷き詰めたようでした。
以前見られなかったカニコウモリが増えてきていました。
またハリブキも一株見つけました。ネット拡張の成果を実感できるのは喜びです。
ネットで囲んであるアオバヒョウタンボクの実が今年は一つ二つしか見当たりません。
昨年はもっとあったのに残念です。ネットが破られた跡がないので、鳥の仕業でしょうか。
アヤメ平では、古い倒木がネットに倒れかかっているところが2カ所あり、取り除く作業をしました。
柵内では木道脇にサクラスミレやイワセントウソウの小さい花が健気に咲いていて目を楽しませてくれました。
その他珍しい花もいくつか見られ感動しました。
アヤメ平点検の様子 柵の効果を感じます
裸山では2カ所でアヤメが開花。裸山の東南斜面は日当たりが良くなりアヤメが増えていました。
花芽はまだ分かりませんでしたが、これらの株が成長するのが待ち遠しいです。
アヤメ以外の芽もたくさん出ていました。
これから夏に向かって百花繚乱の櫛形山が楽しめることでしょう。乞うご期待を!
最近、鹿害だけでなく稀少植物の盗掘問題が懸念されています。
マナーを守って山を楽しんでほしいと思います。
担当大森